子供に英語を教える時に大切にしていること
こんにちは! 柴田いずみです。
新学期がスタートしました。
時津教室でのレッスンもいよいよ開始!
春休みが明け、一つ学年が上がった子供達も
ひとまわり大きくなった気がします。

あれ?
一人の子が元気がありません。
How are you doing?って聞くと
いつもは”Pretty good!"とか”I'm hungry!"って元気に答えるのに、
今日は"I'm tired."と浮かない顔。
仲のいい友達とはクラス離れちゃったし、
新しいクラスの友達や先生ともまだ馴染めないし・・・とポツリ。
そうだよね…
大人だって、新しい環境、新しい人たちに慣れるまではすご〜くエネルギーがいるもの。
子供だって疲れるよね。
教室をしていると、毎回子供達のいろんな表情に出会います。
元気溢れる日もあれば
疲れてる時もある
楽しそうにしている時もあれば
イマイチ気の乗らない日もある
思春期であれば、
無口になったり、なんだか反抗的になっちゃう日もある
言葉では表さなくても、子供達は表情や態度でいろんなメッセージを伝えてきます。
通常、レッスンを始める前は、「今日はこんなことをしよう!」と計画を立て準備をしているのですが、その日の子供達の様子を見て、がらっと予定変更する場合もあります。
どんなにいい教材や、レッスン内容を用意していても、肝心の子供自身がそれを受け取る準備ができていなければ、無用の長物になってしまうからです。
私は6年間、中学・高校で英語教員をしていました。
毎日の授業をする中で「今日はいい授業ができた!」と感じるときは生徒たちと心がつながり、一体感を感じた時。
教師が一方的に教えたり、何かを「させる」のでなく、
生徒たち自身が興味を持って食いついてくるような授業ができた時。
そして「わかった!」「できた!」「楽しかった!」と子供達が喜びを感じられる授業ができた時。
ある日、中学1年生のクラスでこんなことがありました。
6校時目で疲れているのか、生徒たちはグダ〜っとして全然乗ってこない。
外を見れば、太陽がさんさんと降り注ぎ、そよ風が吹いて気持ちのいい天気。
「こんないい天気の日に朝からずーっと勉強じゃ、みんなも疲れるよね〜。中庭に出て授業する?」って言ったら、大歓声が上がり、生徒達の気持ちは一気に盛り上がって楽しい授業になりました!
後ほど、校長先生からお叱りを受けましたが…(^^;;
子供は「理性」よりも「感情」で動きます。
「楽しそう!」「やりたい!」という感情がより多くのものを吸収するので、教室のレッスンでは子供達の感情を整えることを大切にしています。
当教室が少人数にこだわるのもそのためです。
大勢のクラスでは、一人ひとりの心の声に気づきにくいから。
昨日のレッスンも、内容をタイムレースやクイズ形式に変え、覚えるフレーズを歌やスキットにして子供達の出番をたくさん作り、元気のなかった〇〇ちゃんも笑顔になって帰って行きました(^^)
教室に通わなくても勉強できる便利な教材はたくさんあるかもしれません。
AIが発達し、今はロボットと英語を勉強できる時代にもなってきています。
でも、子供達の心、感情を汲み取りながらレッスンができるのは、「人間」だからこそ。
レッスンは先生と生徒達が一緒に作り上げていくもの。
『今日はどんなレッスンになるかな?」と毎回ワクワクしながら
子供達との時間を大切に過ごしたいと思います!